メジャー不要!今すぐ柔軟性を測定してみよう

健康管理

立位体前屈で体の柔軟性を測定しましょう

本来はメジャーや特別な機械がないと正確な測定は困難です

しかし、今回は大まかな値を自宅でできることを主眼に置いた測定方法を紹介します

  1. 両足を閉じて立つ
  2. 前屈する
  3. 指先が床につくかかを確認する
  4. 指を「グー」にしても手が床につくことを確認する
  5. 指を「パー」にして手のひら全体が床につくことを確認する

立位体前屈 柔軟性年齢チェック

レベルの目安:
(4) 手のひら全体がつく
(3) 指の付け根あたりまでつく (握りこぶしがつく)
(2) 指先だけがつく
(1) 指先もつかない

ここに結果が表示されます。

参考文献:https://www.airc.aist.go.jp/dhrt/hand/data/list.html

1. なぜ前屈が硬くなるの? ~硬さの原因となる主な筋肉たち~

立位体前屈で床に手が届きにくい、あるいは体が前に倒しづらいと感じる場合、いくつかの筋肉の硬さ(柔軟性の低下)が主な原因として考えられます。最も代表的なのは、太ももの裏側にある「ハムストリングス」という大きな筋肉群です。この筋肉が硬いと、膝を伸ばしたまま股関節から体を前に倒す動作が制限されてしまいます。次に、お尻の筋肉、特に「大臀筋(だいでんきん)」や「中臀筋(ちゅうでんきん)」なども影響します。これらの筋肉が硬いと、骨盤の動きがスムーズに行えず、前屈しづらくなります。さらに、ふくらはぎの筋肉である「腓腹筋(ひふくきん)」や「ヒラメ筋」も、足首の柔軟性に関わり、間接的に前屈の深さに影響を与えることがあります。これらの筋肉は、日常生活での座りっぱなしの時間が長かったり、運動不足だったりすると、徐々に硬くなりやすい傾向があります。また、腰の周りの筋肉や背中の筋肉(脊柱起立筋など)の緊張も、体全体のしなやかさを奪い、前屈動作を妨げる一因となります。これらの筋肉の状態を知ることが、柔軟性改善の第一歩です。

2. 体が硬いとどうなるの? ~日常生活への影響と隠れたリスク~

体の柔軟性が低い、特に前屈が硬い状態が続くと、日常生活の様々な場面で不便を感じたり、思わぬ不調につながったりすることがあります。例えば、床に落ちた物を拾う、靴下を履く、足の爪を切るといった日常的な動作がしづらくなります。無理な体勢をとることで腰に負担がかかり、腰痛の原因になることも少なくありません。また、体の背面(特にハムストリングスやお尻)の筋肉が硬いと、骨盤が後ろに傾きやすくなり、結果として猫背のような悪い姿勢につながることがあります。悪い姿勢は、肩こりや首の痛みを引き起こすだけでなく、呼吸が浅くなったり、内臓の働きに影響したりする可能性も指摘されています。さらに、筋肉や関節の柔軟性が低いと、運動時の可動域が狭くなり、スポーツや趣味の活動を十分に楽しめなかったり、ケガをしやすくなったりするリスクも高まります。血行が悪くなり、冷えやむくみを感じやすくなることもあります。体の硬さは、単に「動きにくい」というだけでなく、知らず知らずのうちに全身の健康状態に影響を及ぼす可能性があるのです。

3. どうすれば柔らかくなる? ~今日からできる柔軟性アップストレッチ~

体の柔軟性は、毎日のストレッチで少しずつ改善していくことが期待できます。特に前屈に関わる筋肉を効果的に伸ばしましょう。まず、最も重要な「ハムストリングス(太もも裏)」のストレッチです。椅子に浅く座り、片足を前に伸ばしてかかとを床につけます。つま先を上に向け、背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと体を前に倒していきます。太ももの裏が心地よく伸びるのを感じながら20~30秒キープし、反対側も同様に行います。次にお尻のストレッチです。仰向けに寝て片方の膝を胸に抱え込むように引き寄せ、20~30秒キープします。これも左右行いましょう。ふくらはぎは、壁に手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床につけたまま、前の膝をゆっくり曲げて伸ばします。これらのストレッチは、お風呂上がりなど体が温まっている時に行うとより効果的です。呼吸を止めずに、リラックスして行うことが大切です。「痛気持ちいい」と感じる程度で止め、無理に反動をつけたり、痛みを我慢したりしないようにしましょう。毎日続けることで、徐々に体の変化を感じられるはずです。焦らず、ご自身のペースで取り組んでみてください。

【大切なお知らせ】
このページで提供している情報は、一般的な健康増進を目的としたものであり、特定の病気の診断や治療を目的としたものではありません。ストレッチを行う際には、ご自身の体調をよく確認し、決して無理をしないでください。特に腰や関節に痛みがある場合は、悪化させる可能性がありますので注意が必要です。持病をお持ちの方や、健康状態・体力に不安がある方は、必ずかかりつけの医師や専門家にご相談の上、指示に従ってください。

健康管理
スポンサーリンク
スポンサーリンク
kotachiをフォローする
スポンサーリンク
いつでもできる頭と心と体の評価法

コメント

タイトルとURLをコピーしました