集中治療室で治療すると、集中治療後症候群、中でも筋力低下が残ってしまう方によく出逢います
私たち理学療法士は、その筋力低下が起きないように精一杯のリハビリテーションを提供します
それでも、筋力低下が残ってしまい、日常生活に支障をきたした状態で自宅退院をせざるを得ない方もいるかと思います
筋力が落ちてしまった患者様が最も困るというお話を聞くのは、ペットボトルを開けられない!!ことです
ペットボトルは日常的に開けなければならないにも関わらず、意外と力がいるんですよね
そんなペットボトルが開けられなくなった方のための便利グッズを、理学療法士が紹介します
集中治療室に入ると、なぜペットボトルが開けられなくなるのか
私は集中治療室で勤務しつつ、一般病棟でもリハビリテーションを実施しています
一般病棟で診ている患者様で困っていることをインタビューしたところ、とある傾向が見られました
それは、腕の筋力が無くなって困る!!!
私は理学療法士なので、歩行練習など、足の筋力が落ちて困る人が多いことも知っています
しかし、一般病棟のベッドの上で、意外と腕の筋力が落ちて困ってしまう方が多いのです
腕の筋力を測定する方法として握力がありますが、集中治療室で治療をすると握力が同年代の平均の半分以下になっていることもあります
例えば、以下の論文では集中治療室を出るタイミングでは握力が14.8kg(小学生低学年レベル)にまで低下することがわかっています
握力が低下すると、困ることのNo.1は、ペットボトルが開かなくなること!!です
入院中からペットボトルが開けられないから開けてほしい!
家に帰ってもまだペットボトルが開けられないから娘に頼んでるの、、、
このような声をよく聞きます
もちろん私は理学療法士ですから、筋力アップを目指して運動指導を行いますが、握力ってなかなか改善しないです
なぜなら足の筋力は日常的に歩いたり階段を上り下りすることで改善しますが、重いものを持ったり、強く手を握ったりすることは、日常ではあまり行わないためです
そのため、よほど意識して腕の筋力トレーニングを行わない限り、握力を改善させることは難しいのです
高齢者でも簡単にペットボトルを開けられる便利グッズ
落ちてしまった筋力をつけるには非常に時間がかかるため、ここはひとまず便利グッズに頼ってしまいましょう
しかし、ペットボトルを開ける道具はamazonで検索するだけでも8000件以上あり、どれがいいのかわかりません
そこで、私が患者様に紹介している便利グッズを紹介します
赤色フタが落ちない片手で開けられるぺットボトルオープナー
amazonサイトはこちらから⇨ https://amzn.to/3ISwQSL ⇦amazonサイトはこちら


こちらの商品の特徴を3つ紹介します
長い持ち手で楽々オープン
一つ目の特徴は、力が弱い子供でも簡単に開けられることです
ポイントはお花のような部分に、持ち手がありますよね
この持ち手の部分が長くなっているため、テコの原理で本当に力がいらないのです
当院の患者様でも、握力が9kgの方でも楽々開けることができていました
握力9kgとは、幼稚園生レベルの握力ですが、それでも開けられるのです
片手でも開けられる
この商品が他の商品と差別化できる最大のポイントは、片手で開けられることです
これまでの商品は、ペットボトルを固定する手と、蓋を開ける手の両方が必要でした
しかし、脳梗塞の後遺症や、腕の骨折などを理由に、片方の筋力が弱い方もいますよね
最近のペットボトルは柔らかいものがあるため、使いにくいペットボトルも存在するようですが、ほとんどのペットボトルに対応可能です
ペットボトルの蓋が落ちない
最後にこの商品の意外と嬉しい部分が、蓋が落ちないことです
左側の固定するをペットボトルにつけておくことがポイントです
そうすることで、麻痺がある手や震える手で、ペットボトルの蓋を落としてしまう患者様の不満を解消できるのです
床に落ちたものを拾うのも一苦労な方も多いですよね
これまでの商品はこの機能はなかったので、どんどん進化していますね

まとめ
いかがでしたでしょうか
ペットボトルオープナーはたくさん商品がありすぎて迷ってしまいます
ただ、握力が低下している人は、他にも震えやしびれ、足腰も弱っている人が多いです
そんな方には、ペットボトルを開けるだけではなく、片手で開けられること、蓋がどこかに行ってしまわないことも大事なことなんですね
最近退院した家族や友人にプレゼントすると、喜ばれるかもしれません
コメント