心不全療養指導士の過去問|病院と在宅の連携編

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心不全療養指導士の過去問は市販されていません。ガイドブック改訂第3版に沿ったオリジナル問題を全306問つくりました。この記事の問題もその一部です。第1章の10問は無料で試せます。

▶ 無料デモ10問を試す(全13章306問)

こたちです。

心不全療養指導士試験の病院と在宅の連携分野から、問題を3問置いておきます。12章は多職種連携と制度の分野です。介護保険のサービス区分は暗記で取れるので、直前期でも間に合います。

解説は問題のすぐ下にあります。先に自分で考えてから読んでください。

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心不全療養指導士 過去問 病院と在宅の連携(3つの危険因子)

心不全増悪を予防するために必要な多方面からの介入として、ガイドブックに示されている3つの危険因子に対する枠組みとして最も適切なものはどれか。

① 医学的問題・セルフケアの問題・健康の社会的決定要因の3つに対する多方面からの介入
② 薬物治療のみで対応する
③ 医学的問題のみに介入する
④ セルフケアは患者任せにする
⑤ 社会的要因は考慮しない

心不全療養指導士 過去問 病院と在宅の連携(3つの危険因子) 解説

正解は①です。

増悪予防の枠組み

心不全増悪を予防するには、適切な医学的介入に加え、セルフケアの支援、社会的支援といった多方面からの介入が求められる。心不全増悪の3つの危険因子(医学的問題・セルフケアの問題・健康の社会的決定要因)それぞれに対する介入が必要である。(改訂第3版 p.222)

あわせて覚えておきたいところです。

・心不全は医学的問題・セルフケアの問題・健康の社会的決定要因という多方面の課題を抱えるため、各専門職が役割を分担・協働する多職種チーム医療により、心不全増悪を予防し患者・家族のQOLを支えることが目的である。心不全療養指導士はこのチーム医療・多職種連携の基盤となる。
・心不全患者では社会経済的要因が療養や通院の継続に影響する。介護保険や身体障害者手帳、各種社会福祉制度などの利用を、ソーシャルワーカー(医療ソーシャルワーカー)などと協力して支援することが重要である。健康の社会的決定要因への働きかけにもつながる。

心不全療養指導士 過去問 病院と在宅の連携(ファシリテーション)

多職種カンファレンスにおける「ファシリテーション」の説明として最も適切なものはどれか。

① 参加者の考えを共有し、最終的にメンバー全員が納得する結果を導く能力
② 司会者が一方的に結論を決めること
③ 発言を制限すること
④ 否定的な意見のみを取り上げること
⑤ 議論を避けること

心不全療養指導士 過去問 病院と在宅の連携(ファシリテーション) 解説

正解は①です。

多職種カンファレンスでの役割

ファシリテーションとは、参加者の考えを共有し、最終的にメンバー全員が納得する結果を導く能力である。カンファレンスの司会者はファシリテーターとして、参加者の主体性や相互作用を高めるため発言を引き出す。(改訂第3版 p.226)

あわせて覚えておきたいところです。

・ファシリテーターは話しやすい雰囲気をつくるため、発言に対して否定せずポジティブに受け止め質問する。たとえば「お金がかかるので宅配食は難しい」と否定するのではなく、「お金の問題がクリアできれば宅配食はよい介入ですね。そのほかにお金がなくてもできるアイディアはありますか?」と承認したうえで改善に向けた議論へ導く。
・カンファレンスで議論すべき問題点をあらかじめ項目としてまとめ、順番に議論を進めれば、漏れがない系統立った議論ができる。また議事の進行状況が共有でき、安心感と時間の有効な活用にもつながる。

心不全療養指導士 過去問 病院と在宅の連携(居宅サービス)

介護保険で利用できる「居宅サービス」に該当しないものはどれか。

① 訪問介護(介護福祉士や訪問介護員による日常生活援助)
② 訪問入浴介護
③ 訪問看護(主に看護師が訪問し療養上の世話や診療の補助)
④ 訪問リハビリテーション(理学療法士・作業療法士など)
⑤ 急性期病院での心臓手術

心不全療養指導士 過去問 病院と在宅の連携(居宅サービス) 解説

正解は⑤です。

介護保険の区分

居宅サービスとは、居宅にサービス提供者が訪問したり通所でサービスを受けたりするもので、訪問介護・訪問入浴介護・訪問看護・訪問リハビリテーションなどがある。急性期病院での心臓手術は介護保険の居宅サービスではない。(改訂第3版 p.232)

あわせて覚えておきたいところです。

・介護保険で利用できるサービスは要介護・要支援の区分に応じて利用でき、その認定基準については全国一律に客観的に定められている。居宅サービスのうち一部は要介護、一部は要支援に該当する。
・心不全における在宅医療では、病院での治療から在宅療養まで切れ目のない医療・介護を提供することが重要であり、在宅でも心不全の疾病管理(症状・体重のモニタリング、服薬管理、生活管理)を多職種で継続する。訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・介護サービスが連携して支える。

この分野の出題ポイント

多職種連携と制度の章です。介護保険のサービス区分は暗記で取れます。カンファレンスのファシリテーションや、チームに含まれる職種の範囲も問われるので、自分の施設の体制と照らしながら読むと覚えやすいです。

もっと解きたい方へ

ここに出した3問は、私が作ったオリジナル問題306問の一部です。ガイドブック改訂第3版の章立てに沿って並べてあるので、病院と在宅の連携だけを続けて解くこともできます。

病院と在宅の連携編だけでは足りないと感じたら、全13章306問のアプリで続けて解けます。間違えた問題だけを自動で集めて復習できるので、自分の弱い章が数字で見えてきます。

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※ デモ版は第1章の10問のみです。

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※ 問題は「心不全療養指導士認定試験ガイドブック 改訂第3版」(日本循環器学会編・南江堂)に沿って筆者が作成したオリジナル問題です。認定試験の過去問題は公開されていません。解説中のページ番号は改訂第3版のものです。試験日や受験要件は日本循環器学会の公表内容をご確認ください。

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