心不全療養指導士の過去問|旅行・災害編

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心不全療養指導士の過去問は市販されていません。ガイドブック改訂第3版に沿ったオリジナル問題を全306問つくりました。この記事の問題もその一部です。第1章の10問は無料で試せます。

▶ 無料デモ10問を試す(全13章306問)

こたちです。

心不全療養指導士試験の旅行・災害分野から、問題を3問置いておきます。10章は旅行や災害といった特殊な状況です。問題数は10問と少ないのに、内容が具体的なので一度読めば取れます。コスパのいい分野です。

解説は問題のすぐ下にあります。先に自分で考えてから読んでください。

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心不全療養指導士 過去問 旅行・災害(旅行時の服薬)

心不全患者の旅行時の服薬準備に関する指導として最も適切なものはどれか。

① 旅行日数分に加えて余分に3〜7日分の薬を持参し、内服薬はすべて手荷物として機内持ち込みにする
② 旅行日数分ちょうどの薬だけを持参する
③ 薬はすべて預け荷物に入れる
④ 旅行中は服薬を中断する
⑤ 薬は現地で購入する

心不全療養指導士 過去問 旅行・災害(旅行時の服薬) 解説

正解は①です。

持っていく薬の準備

旅行時は旅行日数分に加えて余分に3〜7日分の薬を持参しておくことが望ましい。台風などで新幹線や航空機の運航が取りやめになることも少なくないためである。内服薬はすべて手荷物として機内持ち込みとし、預けた荷物の誤着があっても薬だけは手元にあるようにする。(改訂第3版 p.207〜208)

あわせて覚えておきたいところです。

・海外旅行時は時差があると朝・昼・夜の内服タイミングがずれるため、時差に合わせてどのように内服すればよいかを具体的に指導する。内服薬は手荷物として持ち込み、余分な日数分を準備しておくことも重要である。
・旅行中はトイレの回数を抑えたいと思うため水分摂取が少なくなりがちだが、塩分摂取の増加や活動量の増加により尿量が減少し浮腫が増強しうる。利尿薬の服用を中断していると体液量過剰となり心不全増悪につながるため、適度な水分摂取と我慢せずにトイレに行くことを説明する。

心不全療養指導士 過去問 旅行・災害(移動と利尿薬)

旅行中の移動とトイレの問題を踏まえた利尿薬の服用指導として最も適切なものはどれか。

① 移動中のトイレが心配な場合は、旅館到着時など状況に合わせて服用タイミングを工夫し、1日分はその日のうちに少し時間がずれても内服できるよう指導する
② 移動中にトイレに行けないなら利尿薬は飲まなくてよい
③ 利尿薬は決まった時刻以外は絶対に飲んではいけない
④ 移動中は利尿薬を倍量にする
⑤ 利尿薬の服用タイミングは工夫できない

心不全療養指導士 過去問 旅行・災害(移動と利尿薬) 解説

正解は①です。

トイレの問題をどう扱うか

旅行中は食事時間が不規則になったり移動によるトイレの問題があったりするため、内服に関しては1日分をその日のうちに、少し時間がずれても内服できるように指導する。たとえば移動中にトイレが心配な場合は、旅館に到着した時点で利尿薬を内服するなどで対応することも可能である。(改訂第3版 p.208)

あわせて覚えておきたいところです。

・旅行中はトイレの問題や服薬の不規則さなどの課題があるが、これらに対し工夫を提案しながら支援することが重要である。旅行を一律に禁止するのではなく、患者が安全に旅行を楽しめるよう、利尿薬の服用タイミングや水分管理などの具体的な工夫を提案する。
・旅行中は水分摂取量が少なくなりがちだが、食事による塩分摂取量の増加や活動量の増加に伴い、水分摂取を減らしていても浮腫が起こることがある。そのうえ利尿薬の服用を中断していると、すぐに体液量過剰となり心不全増悪につながる可能性がある。

心不全療養指導士 過去問 旅行・災害(災害時)

災害時の心不全患者への備え・対応に関する記述として最も適切なものはどれか。

① 災害に備えて服薬の継続が途切れないよう薬の予備を準備し、避難時の服薬・受診の方法をあらかじめ考えておく
② 災害時は服薬を中止してよい
③ 災害への備えは心不全患者には不要である
④ 災害時は受診の必要がない
⑤ 薬の予備は準備しない

心不全療養指導士 過去問 旅行・災害(災害時) 解説

正解は①です。

心不全患者の備え

災害時には医療体制の混乱や避難生活により心不全が増悪しやすい。日本循環器学会などの「災害時循環器疾患の予防・管理に関するガイドライン」を踏まえ、服薬の継続が途切れないよう薬の予備を準備し、避難時の服薬・受診方法をあらかじめ考えておくことが重要である。(改訂第3版 p.208)

あわせて覚えておきたいところです。

・新型コロナウイルスワクチン接種後にまれに急性心筋炎・急性心膜炎が報告されており、日本循環器学会などの声明が出されている。一方で感染症自体が心不全増悪の誘因となるため、ワクチンの意義とリスクを踏まえて対応する。
・感染(特に肺炎などの呼吸器感染)は心不全増悪の誘因となるため、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなどの接種が推奨される。感染予防は心不全の発症・増悪予防の観点から重要である。

この分野の出題ポイント

10問しかない章ですが、内容が具体的なので一度読めば取れます。旅行の服薬準備、移動中の利尿薬、季節の変化、災害時の備え、ワクチン。コスパのいい分野なので直前期に回しても間に合います。

もっと解きたい方へ

ここに出した3問は、私が作ったオリジナル問題306問の一部です。ガイドブック改訂第3版の章立てに沿って並べてあるので、旅行・災害だけを続けて解くこともできます。

旅行・災害編だけでは足りないと感じたら、全13章306問のアプリで続けて解けます。間違えた問題だけを自動で集めて復習できるので、自分の弱い章が数字で見えてきます。

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※ デモ版は第1章の10問のみです。

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※ 問題は「心不全療養指導士認定試験ガイドブック 改訂第3版」(日本循環器学会編・南江堂)に沿って筆者が作成したオリジナル問題です。認定試験の過去問題は公開されていません。解説中のページ番号は改訂第3版のものです。試験日や受験要件は日本循環器学会の公表内容をご確認ください。

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