心不全療養指導士の過去問は市販されていません。ガイドブック改訂第3版に沿ったオリジナル問題を全306問つくりました。第1章の10問は無料で試せます。
こたちです。
11月に入ると、そろそろ書類審査の結果が気になりますよね。出したきり音沙汰がないと、受かっているのか落ちているのか、どちらに備えればいいのか分からなくなります。
私は循環器の急性期に13年いて、2023年に心臓リハビリテーション指導士を取りました。心不全療養指導士そのものは持っていません。ただ、同じ学会認定の試験なので、通知が来てからの40日で何が起きるかは見当がつきます。
この記事では、書類審査で何が見られているのか、結果はいつ分かるのか、そして通過した人としなかった人がそれぞれ次に何をするのかを整理します。
見られているのは症例報告書
日本循環器学会の案内にはこう書かれています。認定試験は受験資格審査(症例報告書の書類審査)に合格した方のみ受験可能。
つまり筆記試験の前に関門がひとつあって、そこを通らないと12月20日の試験そのものを受けられません。申請は6月1日から7月31日まで、症例報告書を5例つけてオンラインで出します。
ここで引っかかる人がいるのは、症例報告書が臨床の実力そのものではなく、書式と記述の作法を見られる書類だからです。普段どれだけ心不全を診ていても、求められている書き方になっていなければ通りません。
結果が分かるのは11月10日頃
書類審査の結果が分かるのが11月10日頃で、試験は12月20日。間は40日しかありません。
この40日が曲者です。ガイドブック改訂第3版は280ページあります。通知を待ってから始めると1日7ページ。読むだけならできますが、覚えて答えられる状態にするには足りません。
通知を待っている今、何をするか
いちばんもったいないのは、結果が出るまで何もしないことです。
待っている間にやれることは3つあります。ガイドブックを通しで1周すること、分野ごとに自分の弱いところを把握すること、そして知識を問題の形で確認することです。
1周目は覚えようとしなくていいです。どこに何が書いてあるかが分かればいい。280ページの地図を頭に入れておくと、通知が来てからの40日で「あれはどのあたりだったか」が引けるようになります。この引ける状態かどうかで、直前期の速度がまったく変わります。
私が心リハのときに失敗したのは、ここを飛ばしていきなり覚えようとしたことです。結果、同じページを何度も行き来して時間を食いました。
受かっているか分からないのに勉強する気になれない、という気持ちは分かります。でも落ちていたら来年また受けるわけで、今やったことが無駄になることはありません。
通過した人がまずやること
やることは単純で、ガイドブックと問題の往復です。
読む、解く、間違えたページに戻る。これを40日間、回転数を上げながら続ける。新しい教材を足すのはおすすめしません。手を広げるほど、どれも中途半端になります。
40日の配分でいうと、最初の20日で全分野を一巡、次の10日で間違えた問題だけを潰す、最後の10日で数字と分類の暗記に絞る。このくらいのイメージです。
分野によって重さは違います。心不全の概念や病態は土台なので先に、緩和ケアやACP、災害時の対応といった周辺分野は後半でも間に合います。ただし後半に回した分野こそ、直前に手つかずのまま本番を迎えがちです。日付を決めて押さえてください。
何から手をつけるか迷うなら、出題範囲の全体像を別の記事で整理しています。残り1ヶ月を切ってからの使い方も、分けて書きました。
通過しなかった人へ
書類審査に落ちたと分かった時点で、今年の受験はできません。ただ、資格の芽がなくなったわけではありません。来年度の申請期間にもう一度出すことになります。申請の細かい条件は学会の案内を確認してください。
そのうえでお伝えしたいのは、今年通らなかった人は来年いちばん有利だということです。理由は時間です。
通過した人は40日で詰め込みます。でもあなたには1年あります。症例報告書を書き直すのは来年の6月でいい。それまでにガイドブックの知識を先に固めてしまえば、来年の夏に書類を出す頃には筆記の土台ができている状態になります。これは40日組には絶対にできないことです。
40日で足りるかは、今日何をするかで決まる
心不全療養指導士の受験者はだいたい年に2,000人。合格率は年度によって大きく動きます。9割を超えた年もあれば、7割まで下がった年もあります。
通知が来てから慌てる人と、今から手を動かしている人の差が出るのはここです。結果がどちらであっても、今日やることは変わりません。
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通知を待っている今も、通知が来てからの40日も、やることは同じです。ガイドブックと問題の往復。その問題を全306問、改訂第3版のページ番号つきで用意しました。


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