心不全療養指導士の過去問|食事・服薬編【食塩相当量】

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心不全療養指導士の過去問は市販されていません。ガイドブック改訂第3版に沿ったオリジナル問題を全306問つくりました。この記事の問題もその一部です。第1章の10問は無料で試せます。

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こたちです。

心不全療養指導士試験の食事・服薬分野から、問題を3問置いておきます。7章の療養指導から、食事と服薬を取り出しました。食塩相当量の計算式は出たら確実に取りたいところです。心臓悪液質の体重減少の目安も数字で問われます。

解説は問題のすぐ下にあります。先に自分で考えてから読んでください。

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心不全療養指導士 過去問 食事・服薬(食塩相当量)

食塩相当量(g)の算出式として正しいものはどれか。

① ナトリウム量(mg) × 2.54 / 1000
② ナトリウム量(mg) × 1.5 / 1000
③ ナトリウム量(mg) / 2.54
④ ナトリウム量(mg) × 10
⑤ ナトリウム量(mg) + 1000

心不全療養指導士 過去問 食事・服薬(食塩相当量) 解説

正解は①です。

ナトリウムから食塩に換算する式

市販食品の栄養成分表示がナトリウム量で記載されている場合、食塩相当量に換算する必要がある。食塩相当量(g) = ナトリウム量(mg) × 2.54 / 1000で算出される。(改訂第3版 p.142〜144)

あわせて覚えておきたいところです。

・心不全手帳はセルフケアモニタリング結果を記載し医療者と共有するツールである。毎朝自主的に体重測定を行うよう動機づけし、症状と合わせた体調管理を習慣化する。外来受診時に持参し、継続できていることを認めることで継続意識を高める。

心不全療養指導士 過去問 食事・服薬(日本人の食塩摂取量)

日本人の1日平均食塩摂取量(令和元年国民健康・栄養調査)に最も近いものはどれか。

① 約3g
② 約5g
③ 約10g
④ 約20g
⑤ 約25g

心不全療養指導士 過去問 食事・服薬(日本人の食塩摂取量) 解説

正解は③です。

1日平均はどれくらいか

令和元年「国民健康・栄養調査」では、1日の平均食塩摂取量は約10.1g(男性10.9g、女性9.3g)であり、減塩目標(6g未満など)との乖離が大きい。減塩の継続には患者が実行可能な範囲での目標設定が重要である。(改訂第3版 p.142)

あわせて覚えておきたいところです。

・食塩の過剰摂取は心不全の増悪因子であり再入院の一因となる。近年のガイドラインでは、一律6g未満を求めるのではなく、個々の食習慣や疾患背景に応じて段階的に減塩を進める方針が推奨されている。なお過度な食塩制限(3g/日未満)は死亡率が上昇するという報告があり推奨されない。
・スマートフォンアプリを用いた介入には有効性の報告もあるが、ガイドラインでは高齢者などにおける「デジタルディバイド(情報格差)」の課題にも言及されており、患者に十分な(実行可能な)方法を選択することが重要である。

心不全療養指導士 過去問 食事・服薬(心臓悪液質)

心臓悪液質(cardiac cachexia)が強く疑われる体重減少の目安として、ガイドブックに示されているものはどれか。

① 6か月間で7.5%の意図しない体重減少
② 1週間で0.5kgの体重増加
③ 1日で1kgの体重増加
④ 1か月で1%の体重増加
⑤ 体重変動なし

心不全療養指導士 過去問 食事・服薬(心臓悪液質) 解説

正解は①です。

体重減少の目安

特に6か月間で7.5%の意図しない体重減少がある場合は、心臓悪液質が強く疑われる。心臓悪液質は予後が非常に悪いため、体重減少を認めた場合は早期対応が必要である。(改訂第3版 p.146)

あわせて覚えておきたいところです。

・増悪の早期受診の目安として、体重が2kg以上増加、息切れやむくみの増悪などの具体的な受診目安を手帳やアプリ内に明記し、患者と家族が早期に対応できるよう指導する。体重の減少は増悪の受診目安には該当しない(ただし意図しない体重減少は別途注意が必要)。
・心不全患者では短期間の体重増加(うっ血)に注目しがちだが、体重管理で最も重要なのは意図しない体重減少を防ぐことである。3か月・6か月・年ごとの中長期的な体重変動、特に減少に十分注意する必要がある。

この分野の出題ポイント

食事と服薬は計算式と数字です。食塩相当量の換算式、日本人の平均摂取量、悪液質を疑う体重減少。体重増加で受診する目安と、減少で悪液質を疑う目安は、方向が逆なので混ざらないように分けて覚えてください。

もっと解きたい方へ

ここに出した3問は、私が作ったオリジナル問題306問の一部です。ガイドブック改訂第3版の章立てに沿って並べてあるので、食事・服薬だけを続けて解くこともできます。

食事・服薬編だけでは足りないと感じたら、全13章306問のアプリで続けて解けます。間違えた問題だけを自動で集めて復習できるので、自分の弱い章が数字で見えてきます。

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※ デモ版は第1章の10問のみです。

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※ 問題は「心不全療養指導士認定試験ガイドブック 改訂第3版」(日本循環器学会編・南江堂)に沿って筆者が作成したオリジナル問題です。認定試験の過去問題は公開されていません。解説中のページ番号は改訂第3版のものです。試験日や受験要件は日本循環器学会の公表内容をご確認ください。

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